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登山のカメラ持ち運び問題が解決! パーゴワークス FOCUS購入

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FOCUSは2021年6月にモデルチェンジが予定されている 登山時のカメラ持ち運びについては、3年前に購入したPeakDesignのキャプチャーV3を使用してきた。( 参考: ピークデザイン キャプチャーV3購入 ) 導入当初は非常に使いやすく重宝してきた。しかしながら、使用していくうちにカメラ側のプレートとリュック側のプレートが引っかかるような感じになり、着脱がしにくくなってきた。 それにくわえ、キャプチャーV3導入時に使用してたカメラを買い替えてきたことで重量増となり、片側のショルダーだけで支えるキャプチャーV3では片方の肩に荷重を感じるようになってきた。 (導入時)E-M5+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ 総重量637g (その後)E-M5 Mark II+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO 総重量851g  ※個人的には700g程度までがキャプチャーV3の適正重量だと思う そのように少しづつ不満が高まっていたのだが、新たに購入したリュック、グレゴリーのパラゴンではショルダーハーネスの幅が広すぎて、キャプチャーV3が完全に取り付けられないようになってしまった。 ショルダーハーネスの幅がキャプチャーV3より1cmほど広く取り付けられない 登山時のカメラ持ち運び方法を再考することにした。 <必要なニーズ> 1.登山中にすみやかに撮影することができるカメラの持ち運びを実現したい 2.カメラとレンズの総重量1kg程度の荷重をうまく分散させたい 3.カメラとレンズを保護したい ニーズを考慮し検討した結果、パーゴワークスのFOCUSを購入することにした。 購入したのは、安くなっていた古いモデルだったのでパープルのベルトとなっている。現行モデル(2019年版)だとベルトが黒色で、デザインはそっちのほうが良いと思う。 FOCUSは中型の1眼レフまで対応可能 FOCUSの最大の特徴は、アタッチメントをつけることでチェストバッグとすることができ、荷重をリュック全体に分散することが可能となることである。 パラゴンにFOCUSを実際に装着してみると、写真ではわかりづらいが、リュックを背負うとFOCUSが腹部あたりにぶら下がるようになる。 チェストバッグの名の通り、胸元でぶら下げると足元の視界が悪くなって

MacBook Air(M1,2020)バッテリー比較

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Appleによれば最大18時間(*)の持続時間とのこと *Apple TVアプリのムービー再生の場合 MacBook Air(M1,2020)はMacBook Air 2019と比較すると、バッテリーの持ちが今までとは違うと実感することが多い。 Appleのホームページでは、「 M1の8コアCPUは、単に速いだけではありません。毎日する作業を、わずか10分の1の消費電力で片付けられるのです。高性能コアと高効率コアのバランスをとるCPUだからできる技です。」 と紹介されている。 Appleのホームページで仕様を確認すると、 ・MacBook Air(M1,2020) 最大15時間のワイヤレスインターネット ・MacBook Air 2019 最大12時間のワイヤレスインターネット閲覧 と25%持続時間が伸びている。 しかしながら、使用感としてはバッテリーの持続時間は25%増以上に感じることも多く、一度試してみることにした。 YouTubeの自動再生からテスト開始 まずディスプレイの照度を実際の使用状況と同じ明るさにしてみる。 両機種の最大輝度が異なるため、自分の感覚で調整してみた。 ・MacBook Air(M1,2020) 16段階の7段目 ・MacBook Air 2019 16段階の10段目 その後、YouTubeやAbemaTVの動画再生をしながらバッテリーの残量を定期的に確認してみた。 なお、テスト時の画像は著作権を考慮しマスクをかけている。 <3時間経過時点> MacBook Air 2019はバッテリー残量44% MacBook Air(M1,2020)は バッテリー残量79% 3時間経過すると、MacBook Air 2019のバッテリー残量は半分以下になっていた。一方で、MacBook Air(M1,2020)は同79%と大きな差が出た。 <6時間経過時点> MacBook Air(M1,2020)は バッテリー残量57% 6時間経過したときに、MacBook Air 2019はバッテリーがゼロとなり使用できなくなったが、MacBook Air(M1,2020)のバッテリー残量はこの時点でも半分以上で、MacBook Air 2019の倍以上の持続結果となった。これ以上のテストは意味がないと判断し、ここでテストを中断した。 MacBook Air 2

MacBook Air(M1,2020)ディスプレイ比較

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従来のsRGBディスプレイよりも広色域に MacBook Air(M1,2020)のディスプレイが、MacBook Proで採用されている広色域P3に対応した。また、最大輝度が400ニトとなり、MacBook Air 2019の300ニトから改善がはかられた。なお、MacBook Proの最大輝度は500ニトであり、少し差がつけられている。 P3に対応していないMacBook Air 2019のディスプレイでも不満を感じていたわけではないが、せっかく性能が向上しているので、実機で比較してみることにした。 左:MacBook Air 2020、右:MacBook Air 2019 通常の使用状況での比較として、FF14ベンチマーク(*)を紹介しているWEBサイトでディスプレイの比較をしてみた。 *FF14ベンチマークはMac非対応 パッと見た感じではほとんど差を感じない。よく見ればMacBook Air 2020の方が若干コントラストが高いようにみえる。 次に最大輝度にし、 カラープロファイルについて詳細に述べられている秀逸なブログ の、P3プロファイルを適用した画像データを表示させてみた。 左:MacBook Air 2020、右:MacBook Air 2019 上記の比較画像では分かりにくいが、実際にはエメラルドグリーンの輝きや色の深みは明らかにP3に対応しているMacBook Air 2020の方がうまく表現できている。 ブログを読んでいても、MacBook Air 2019はsRGBとP3の比較画像も同じようにしか表示できないが、MacBook Air 2020ではその差を実感することができる。 ネットで色空間に関して調べてみたが、素人では理解できないことがあまりにも多く、私にはP3とsRGBの優劣を論じることはできない。感想としては、Appleが「25%多い」と言っているので、ちょっと得した感があるなという理解で十分だと思う。

MacBook Air(M1,2020)購入

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  MacBook Air(M1,2020)を購入!   2020年11月10日に発表された新型MacBook Airは、従来のintelチップからApple M1チップに変更された。2006年にPowerPCからintelチップへと移って15年が経ち、ついに自社開発のチップを採用するに至った。   AppleのWEBサイトでは、「 CPUは 最大 3.5倍 高速。 GPUは 最大 5倍 高速。 Appleで 最も 先進的な Neural Engineに より、 機械 学習は 最大 9倍 高速。 バッテリー 駆動 時間は MacBook Air 史上 最長。 そして、 静かな ファンレス 設計。 ここまでの パワーを、 ここまで 軽々と 持ち 運べる ように なりました。 」 と紹介されている。   発表当初は半信半疑だったが、その後続々と報告される各種レビューが絶賛状態で、現在使用しているメイン機種のMacBook Air 2019があるにも関わらず衝動買いをしてしまった。     化粧箱いっぱいに収められている     購入したモデルは、スペースグレイ・M1チップ(8コアGPU)・メモリ8G・ストレージ512GB・USキーボード(米国)、とキーボード以外は「吊るしモデル」である。     MacBook Proも検討したが、以前購入したMacBook Pro13(2017)はパームレストの角が手に当たってすごく痛く、購入してすぐに売却したことがある。   手が痛いのはタイピングの癖が原因かも   M1のMacBook Proもデザインは変更されておらず(角が痛そう)、マシン性能もAirとそれほど変わらないようなので、今回はAirを購入することにした。     Appleのサイトで11月24日に購入手続きを行い、数日後に注文処理がなされ、その後上海から発送されて12月9日に自宅に到着した。唯一カスタマイズしたUSキーボードを選択しなければもう少し早く届くようである。     USB-Cケーブルで直結してデータ移行     新機種・旧機種をUSB-Cケーブルで直結させ、同時に移行アシスタントを起動すれば、あとは2時間ほどでデータ移行が完了した。以前のデータ移行と比べると実に簡単に作業できる上に、Dockの配置やブラウザのブックマークまで移行されている。このあたりは

fenix 6X GPS精度比較

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fenix 6Xのナビを利用したウォーキング fenix 6Xの内蔵地図を活用した登山ルート作成はうまくいかなかったが、普通の街の地図だとGARMIN CONNECTでGoogle Mapを利用したルート設定ができる。 街中のウォーキングでは、事前作成したルートをfenix 6Xにインポートすることで、「ナビ」としてルート案内してくれるが、これが非常に便利で気に入っている。 GARMIN CONNECTでルートが簡単に作成できる <ナビの気に入っている点> ・スマホを見なくても手元でルートを確認できる ・ルートを間違えると、振動で「オフコース」と通知が来る。 ・ウェイポイントごとの通知と次の地点までの距離が都度表示される(この通知は数秒で消える) ・ゴールまでの距離が常時表示される 今回は街中でのGPS精度比較をしてみることにした。 <テスト方法>  1.fenix 6X、WSD-F20、Suunto Traverseの3台を使用  2.身につけるのはfenix 6Xとし、他の2つはカバンの中に入れておく  3.fenix 6XはGPS+光学心拍計の通常の使用方法  4.WSD-F20はトラッキングを精度優先、カラー表示オートOFF+機内モードでバッテリー節約  5.Suunto TraverseはBest(ベスト:1秒毎)で記録 天気は快晴 春の穏やかな雰囲気の天白川を渡る 3台を同時に起動させ、あとはfenix 6Xのナビに案内されながらウォーキングをスタートした。 fenix 6Xは「太陽光の下でも見やすい、半透過メモリインピクセル」を使用しているため、屋外の視認性は非常に高く、ナビで使用した時にハッキリと地図が読み取れて晴天であっても全く問題ない。 fenix 6X(青)、WSD-F20(赤)、 Suunto (緑) 建物のない河川敷だが、いずれも精度のバラツキあり GPSのログで確認すると、どの機種もそれなりに誤差がみられる。 基本的には大きな差を感じないが、細かい移動まで記録していたのはfenix 6Xであった。 マルの地点で写真撮影するために少しだけ移動したが、fenix 6X(青)だけ記録あり この看板を撮影 細かく見ると数メー

fenix 6X 登山での使用 

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記録的に雪が少ないとのことだが、眺望が楽しめる藤原岳 fenix 6Xを登山の時にどの程度役立つのか、冬の藤原岳登山で使用してみたときのことをまとめてみる。 fenix 6Xには登山用の「日本登山地形図(TOPO10MPlus V5)」がインストールされているため、全国の登山地図が入っていることを考えると本体価格の高さも仕方ないと思っていた。 GARMIN CONNECTではアクティビティのルート設定が簡単にできる。ランニングやウォーキングでは目的地までの詳細ルートを作成し、時計に転送しておくと準備完了となり、あとはナビとして利用することができる。登山となると一般地図では対応していないため、fenix 6Xだけは日本登山地形図が利用できるものと思い込んでいた。 GARMIN CONNECTでのルート設定画面 日本登山地形図が使用できない… GARMIN CONNECTで実際に設定しようとすると、選択できる地図がGoogle MapとOpen Street Mapの2種類しか選択できないことが判明した。Open Street Mapだと登山道も表示されるが、登山道の種類(破線ルートかどうか不明)が分からないし、危険箇所の他、トイレや水場などの情報もないため、これではとても使い物にならない。 調べてみると、 Garmin BaseCampアプリ経由で時計にアクセスすれば、 日本登山地形図が使用できることが判明し、 Garmin BaseCamp for Macをインストールしてみた。 なぜかfenix 6Xが自分のデバイスとして認識されない… アプリはインストールされたものの、なぜかデバイス接続が認識されない。 おかしいと思ってさらに調べていくと、Macでは無理であることが判明した。 Macだと不可とのこと… Windows環境を構築するには、費用も時間もかかるためこの方法での解決策はいったん諦め、他の方法を考えてみた。 *WindowsでのGarmin Base Campを利用した登山ルートの作成方法は、 PORTAL FIERDの異常に気合の入った記事 にすべて掲載されている。 ■現時点の暫定解決策 yamapなどで他人の記録をgpxファイルでダウンロードし、GARMIN

fenix 6Xの使用感やGPS精度

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fenix 6xでのウォーキングの記録 fenix 6Xを購入してから、ウォーキングや登山のログを取るようにしている。 定期的にfenix 6XをMacに接続して同期しておけば、ログはすべてGarmin Connectで記録される。 ひとつひとつのログにはあまり意味はないように思っていたが、振り返って記録をみてみると詳細なデータが意外と興味深い。 何となく散歩している時と、それなりに気合を入れたウォーキングのペースの違いなど、アクティビティの記録があれば一目瞭然である。 fenix 6Xの使用方法は簡単で、アクティビティの開始時に右上のボタンをプッシュしてスタートするだけで簡単に記録をとることができる。 記録中は移動ペースや地図を表示することができる。事前にGarmin Connectでルート設定しておけばナビとしても案内してくれるため、スマホがなくても大丈夫というのは心強い。 GPS精度はSUUNTOとそれほど変わらない印象である fenix 6XのGPSログを振り返ると、低層住宅地の付近(上図だと瑞穂公園付近)では非常に正確に記録しているが、ビルの多い道(上図だと環状線沿い)だと乱れる傾向にあることがわかる。 GPSログ取得時間は短時間で取得している模様で、大きな道の信号での横断といった細かい動きを忠実に再現しているが、精度そのものはGPS特有のブレがみられるため、結果的に誤差があってわかりにくい感じである。 設定はGPS+ Galileo としている。GPS+ GLONASの設定も可能だが、精度そのものは変わらないということなので、とくに設定を変更していない。 これくらいの精度であれば実用上の問題無い(現状はどの機種でもこれ以上の精度が望めない)と判断している。