MacBook Air(M1,2020)ディスプレイ比較

従来のsRGBディスプレイよりも広色域に


MacBook Air(M1,2020)のディスプレイが、MacBook Proで採用されている広色域P3に対応した。また、最大輝度が400ニトとなり、MacBook Air 2019の300ニトから改善がはかられた。なお、MacBook Proの最大輝度は500ニトであり、少し差がつけられている。


P3に対応していないMacBook Air 2019のディスプレイでも不満を感じていたわけではないが、せっかく性能が向上しているので、実機で比較してみることにした。


左:MacBook Air 2020、右:MacBook Air 2019


通常の使用状況での比較として、FF14ベンチマーク(*)を紹介しているWEBサイトでディスプレイの比較をしてみた。
*FF14ベンチマークはMac非対応


パッと見た感じではほとんど差を感じない。よく見ればMacBook Air 2020の方が若干コントラストが高いようにみえる。


次に最大輝度にし、カラープロファイルについて詳細に述べられている秀逸なブログの、P3プロファイルを適用した画像データを表示させてみた。

左:MacBook Air 2020、右:MacBook Air 2019


上記の比較画像では分かりにくいが、実際にはエメラルドグリーンの輝きや色の深みは明らかにP3に対応しているMacBook Air 2020の方がうまく表現できている。
ブログを読んでいても、MacBook Air 2019はsRGBとP3の比較画像も同じようにしか表示できないが、MacBook Air 2020ではその差を実感することができる。


ネットで色空間に関して調べてみたが、素人では理解できないことがあまりにも多く、私にはP3とsRGBの優劣を論じることはできない。感想としては、Appleが「25%多い」と言っているので、ちょっと得した感があるなという理解で十分だと思う。