MacBook Air(M1,2020)購入

 

MacBook Air(M1,2020)を購入!

 

2020年11月10日に発表された新型MacBook Airは、従来のintelチップからApple M1チップに変更された。2006年にPowerPCからintelチップへと移って15年が経ち、ついに自社開発のチップを採用するに至った。

 

AppleのWEBサイトでは、「CPUは最大3.5倍高速。GPUは最大5倍高速。Appleで最も先進的なNeural Engineにより、機械学習は最大9倍高速。バッテリー駆動時間はMacBook Air史上最長。そして、静かなファンレス設計。ここまでのパワーを、ここまで軽々と持ち運べるようになりました。」 と紹介されている。
 

発表当初は半信半疑だったが、その後続々と報告される各種レビューが絶賛状態で、現在使用しているメイン機種のMacBook Air 2019があるにも関わらず衝動買いをしてしまった。
 
 
化粧箱いっぱいに収められている
 
 
購入したモデルは、スペースグレイ・M1チップ(8コアGPU)・メモリ8G・ストレージ512GB・USキーボード(米国)、とキーボード以外は「吊るしモデル」である。
 
 
MacBook Proも検討したが、以前購入したMacBook Pro13(2017)はパームレストの角が手に当たってすごく痛く、購入してすぐに売却したことがある。
 
手が痛いのはタイピングの癖が原因かも

 
M1のMacBook Proもデザインは変更されておらず(角が痛そう)、マシン性能もAirとそれほど変わらないようなので、今回はAirを購入することにした。
 
 
Appleのサイトで11月24日に購入手続きを行い、数日後に注文処理がなされ、その後上海から発送されて12月9日に自宅に到着した。唯一カスタマイズしたUSキーボードを選択しなければもう少し早く届くようである。
 
 
USB-Cケーブルで直結してデータ移行
 
 
新機種・旧機種をUSB-Cケーブルで直結させ、同時に移行アシスタントを起動すれば、あとは2時間ほどでデータ移行が完了した。以前のデータ移行と比べると実に簡単に作業できる上に、Dockの配置やブラウザのブックマークまで移行されている。このあたりはスマホの機種変更時のデータ移行とすごく似ている。
 
 
新機種に従来の環境が再現されるため、いざ使用してみると旧機種と全く同じであるかのような錯覚を覚えてしまい、わざわざ新機種を購入する必要はなかったのではないか?と一抹の不安を感じた。
 
 
しかしながら、ベンチマークソフトで測定してみると驚きの結果が出た。
 
Geekbench 5の結果

Geekbench 5の結果は、シングルコアスコア1722と約2.5倍、マルチコアスコア7567と約4.3倍の結果となった。 1年前の機種比較でこれだけスコアが上昇するのも驚異的だが、新機種はファンレスにも関わらず「熱くない」のである。


MacBook Air 2019の発売当時、MacBook Proのような発熱に悩まされることがないと謳われていた。実際、通常の作業で発熱に悩むこともなく、マシンパワーは低いものの、性能と発熱のバランスに優れた機種という認識だった。とはいえ、ベンチマークのような負荷の高い作業ではファンが回り、発熱もあったのも事実である。
 

MacBook Air(M1,2020)はファンレスにも関わらず、高負荷の作業時にはファンクションキーの上部の付近が「暖かくなる」レベルで、パームレストやキーボードは「クール」なままであった。

  
AmorphousDiskMarkの結果

SSDの速度は、MacBook Air 2019は256GBと容量が半分であることも影響していると思われるが、約2倍のスコアとなった。
 
 
日常的に使用してみると、性能向上だけでなく実に良くできた機種だと関心する部分が多々ある。Appleの新機種は地雷という過去の呪縛を払拭するに相応しい名機種であるというのが、いまの評価である。

 

<まとめ>

・処理速度が一気に向上し、とにかくキビキビ動作する

・ファンレスだが熱くなることはない(動画処理などは未実施のため不明)

・シザーキーボードのうち心地は良い、方向キーの見直しは◎

・バッテリーの持続時間が飛躍的に増加

・P3対応液晶は画像に深みが出るようになった