MacBook Air(M1,2020)バッテリー比較

Appleによれば最大18時間(*)の持続時間とのこと
*Apple TVアプリのムービー再生の場合


MacBook Air(M1,2020)はMacBook Air 2019と比較すると、バッテリーの持ちが今までとは違うと実感することが多い。


Appleのホームページでは、「M1の8コアCPUは、単に速いだけではありません。毎日する作業を、わずか10分の1の消費電力で片付けられるのです。高性能コアと高効率コアのバランスをとるCPUだからできる技です。」と紹介されている。


Appleのホームページで仕様を確認すると、
・MacBook Air(M1,2020) 最大15時間のワイヤレスインターネット
・MacBook Air 2019 最大12時間のワイヤレスインターネット閲覧
と25%持続時間が伸びている。


しかしながら、使用感としてはバッテリーの持続時間は25%増以上に感じることも多く、一度試してみることにした。


YouTubeの自動再生からテスト開始


まずディスプレイの照度を実際の使用状況と同じ明るさにしてみる。
両機種の最大輝度が異なるため、自分の感覚で調整してみた。

・MacBook Air(M1,2020) 16段階の7段目
・MacBook Air 2019 16段階の10段目
その後、YouTubeやAbemaTVの動画再生をしながらバッテリーの残量を定期的に確認してみた。
なお、テスト時の画像は著作権を考慮しマスクをかけている。


<3時間経過時点>
MacBook Air 2019はバッテリー残量44%


MacBook Air(M1,2020)はバッテリー残量79%


3時間経過すると、MacBook Air 2019のバッテリー残量は半分以下になっていた。一方で、MacBook Air(M1,2020)は同79%と大きな差が出た。


<6時間経過時点>

MacBook Air(M1,2020)はバッテリー残量57%


6時間経過したときに、MacBook Air 2019はバッテリーがゼロとなり使用できなくなったが、MacBook Air(M1,2020)のバッテリー残量はこの時点でも半分以上で、MacBook Air 2019の倍以上の持続結果となった。これ以上のテストは意味がないと判断し、ここでテストを中断した。


MacBook Air 2019は購入して一年以上経っており、バッテリー自体が弱っている可能性も高いが、バッテリーは5〜6時間しか持たないという印象どおりの結果となった。
MacBook Air(M1,2020)は約2倍の持続時間となり、ここでも改めてM1チップの凄さを実感することとなった。さらに、6時間再生し続けたが、MacBook Air(M1,2020)の本体には発熱はほとんどなかったことも驚くべき結果である。


Macbook Airの各種レビューでのバッテリーテストは、「自分自身の実際の使い方」とかけ離れていることが多く、今回はいつもの使い方の延長線で試してみたことで、リアルなバッテリー持続時間を把握することができた。
外出でMacを持ち出すことはほぼ無いが、6時間使用してもバッテリーが半分以上残るのであれば、外出時に充電器を持っていく必要はなさそうである。


テスト時に気づいたのだが、AbemaTVで動画を視聴しているときに、別タブでWEBブラウジングをしてから再びAbemaTVのタブを開くと、MacBook Air 2019は動画を再び読み込むまで数秒フリーズするのだが、MacBook Air(M1,2020)は瞬時に動画が再生される。このキビキビさとバッテリーの持続時間との両立が果たされていることが、MacBook Air(M1,2020)の最大の価値があると思っている。