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4月, 2012の投稿を表示しています

GRD4 空の色

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GRD4ではGRブルーと呼ばれる青の表現を意識してチューニングしたとのことであるが、確かにGRD3やGXRではきれいに出なかったヌケのいい青空が再現できるように思う。 自分にとって青空がキレイに撮影できるというのは、優先順位の高いことなのですごくうれしい。 青空が美しく再現できるというような画像エンジンの特性は、後から設定できる画像設定による調整ではカバーしきれないと思う。RAW撮影でソフトを使用すれば追求できるのだろうけど、そこまで手間ひまかけるほど大した撮影をしているわけでもないし、「JPEG撮って出し」の画像が気に入るならそれにこしたことはないわけで、GRD4の青空は普通に撮影してもいい感じになるのが気に入っている。 GRD4での青空のは、LX-5のような嘘っぽさも感じさせるようなキレイな青空(でもなぜか平板な印象となる)ではなく、すっきりさと透明感と奥行きのある青空で、自分にとってはもっとも好きな色合いになるのがポイントである。 これからも空を見上げてたくさん撮っていきたいと思います。

GRD4 ブリーチ バイパスその2

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ブリーチ バイパスは面白いことは面白いんだけど、まだまだ使いこなせそうになくて、ちょっとあきらめ気味です。 最近どの機種にもこの手のアートフィルターを搭載しているが、従来の「写真」だけではなく、「表現」という意味合いを持たせているところに、自分にとっては居心地の悪さを感じてしまっている。目にしている光景を写真に置き換える際に、 撮影という作業に加え、その得られるであろう画像をどのように加工するかまで計算した上で撮影するのは自分には向いてない気がする。 つまり、アートフィルターという機能は、『こう写したい』という考えや気持ちがなければ、使いこなせないのではないかと思われ、そこまで表現にこだわって撮影できているかと言われると全く違う。このあたりは、カメラを「表現の手段」ととらえるのか、「記憶や記録する手段」ととらえるのかの違いだと思う。自分の場合は後者である上に「精密機械を愛でる」気持ちもある部類なので、「表現しなさい」ということに直面すると、とたんに思考停止に陥ってしまうのである。 ということで、ブリーチ バイパスは気が向いたら使ってみる程度に棚上げしておこうと思う。

GRD4 ブリーチ バイパス

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GRD4で新たに搭載された画像設定にブリーチ バイパスがあるが、これは「低彩度かつ高コントラストで、銀残しのイメージが得られる」とのことである。 銀残しというのがよく分からないので調べてみると、Wikipediaによると現像手法のひとつとのことで、映画でも使用されているということだ。よく知られている映画だとセブンやプライベート・ライアン、マイノリティ・リポートなどの映像にも使用されているそうである。 そういわれてみるとどの映画も映像の色合いというか雰囲気が共通している気がする。プライベート・ライアンの兵士の服やヘルメット、小銃などの色や、マイノリティ・リポートの近未来の様子などが銀残しのイメージとして理解しやすいように思う。 実際にいくつか撮影しみたところ、無機質な被写体の方がより雰囲気が出てかっこいい感じになると思う。GRD4のサイトにブリーチ バイパスのサンプルでヨーロッパの石畳の風景があったけど、日本の風景だと色合いがいまひとつマッチさせにくい気がする。この辺は、何度か使ってみて慣れていくしかないかな。

GRD4 気になる点

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GRD4を使用しだしてから、GXRやGRD3との違いを徐々に理解できるようになってきたが、少し気になる点として電源ボタンの反応があげられる。 GRD4の電源は、本体上部にあるボタンがメインの電源ボタンだが、液晶横の画像再生ボタンを押すと自動的に電源が入るようにもなっている。少し気になるのは、ボタンを押し下げた後に起動するまで微妙な「間」がある点である。 電源ボタンを押した瞬間に何でもいいので反応があればいいのだが、GRD4は無骨な感じでうんともすんともいわず、ちょっとした「間」をとっておもむろにレンズが繰り出されるのである。この「間」が自分の感覚的に「あれ、電源ボタンの押し下げが少なくて電源が入っていないのか?」と思って、もう一度電源ボタンを押したときにレンズが直後に繰り出されて、すぐにそのまま収納されて電源オフとなってしまうことが数回あった。 癖といえば癖で済ませられる話だけれど、気になるかといえば気になる。 Mac OS Xのスリープモードの復帰が超速くて便利なことこの上ないけど、GRD4もスリープモードとかが選べて、常時電源オンだけど電力消費はミニマムで瞬間起動というのがあればいいのになー。

GRD4 手ぶれ補正

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GRD4からイメージセンサーシフト方式ブレ補正機能が搭載されるようになり、リコーによれば補正効果はシャッタースピード換算で最大約3.2段とのことである。 GX200を使用してたときに、手ブレ補正機能が搭載されているにもかかわらず、実感するほどの効果を感じなかったこともあり、GRD4の手ブレ補正機能もそれほど期待していなかった。ちなみにGX200はCCDシフト方式の手ブレ補正機能とのことで、GRD4と同じ機能かどうかは不明。 GRD4の手ぶれ補正機能の実際の使用感はGX200と同様に実感できるほどの効果を感じない。LX-5の手ぶれ補正機能は撮影時にも効果を感じ、画像で確認しても手ブレが少ないなど、これぞ手ぶれ補正という感じだったが、GRD4はリコーの伝統?なのか相変わらず今ひとつな感じである。 では、手ブレが気になるのかといえばそうでもない。 つまり、28mmの広角で、ホールディングしやすい形状、押しやすいシャッターボタンなど、 そもそも手ブレが起きにくい機種だといえる。実際、従来のGRシリーズでは手ブレ補正機能が搭載されていなかったし、そのことで実際的に不便を感じることも少なかったと思う。 GRD4の手ブレ補正機能の一番のメリットは、販売戦略において従来機種との差別化をはかれたことではないかな? 個人的には「手ブレ補正機能はないよりあった方がベター」 といった程度の認識である。

GRD4 ポジフィルム調その2

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ポジフィルム調 彩度5 コントラスト5 シャープネス5 周辺減光弱 ポジフィルム調の周辺減光の設定についてはオフと弱と強の3段階に設定できるが、上記のように輝度の高い被写体でアンダー気味な仕上がりになると、周辺減光が弱の設定でも周辺が相当暗くなってしまう癖があるようだ。 また、周辺減光をオン(弱や強)としている場合は、マルチ測光の方が減光のつながり方が自然な仕上がりとなる気がする。露出の変動幅と周辺減光の仕上げにいたる画像処理がリンクしていないのではないかとも思えるが、素人考えなので真相はよくわからない。 まあ何となく癖のようなものは感じ取ることができたので、自分の設定方法としては、ポジフィルム調を使用する場合は周辺減光はオフとすることを基本でいこうと思う。減光設定とする場合は、被写体を強調したいときに使用するのがいいような気がするが、そのときも基本は順光でマルチ測光とする方がきれいな仕上がりになると思われる。