GRD4 手ぶれ補正

GRD4からイメージセンサーシフト方式ブレ補正機能が搭載されるようになり、リコーによれば補正効果はシャッタースピード換算で最大約3.2段とのことである。

GX200を使用してたときに、手ブレ補正機能が搭載されているにもかかわらず、実感するほどの効果を感じなかったこともあり、GRD4の手ブレ補正機能もそれほど期待していなかった。ちなみにGX200はCCDシフト方式の手ブレ補正機能とのことで、GRD4と同じ機能かどうかは不明。

GRD4の手ぶれ補正機能の実際の使用感はGX200と同様に実感できるほどの効果を感じない。LX-5の手ぶれ補正機能は撮影時にも効果を感じ、画像で確認しても手ブレが少ないなど、これぞ手ぶれ補正という感じだったが、GRD4はリコーの伝統?なのか相変わらず今ひとつな感じである。

では、手ブレが気になるのかといえばそうでもない。
つまり、28mmの広角で、ホールディングしやすい形状、押しやすいシャッターボタンなど、 そもそも手ブレが起きにくい機種だといえる。実際、従来のGRシリーズでは手ブレ補正機能が搭載されていなかったし、そのことで実際的に不便を感じることも少なかったと思う。

GRD4の手ブレ補正機能の一番のメリットは、販売戦略において従来機種との差別化をはかれたことではないかな?
個人的には「手ブレ補正機能はないよりあった方がベター」 といった程度の認識である。