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Google Wifi 購入

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GoogleなのにAppleっぽいデザイン 自宅の無線LANはAirMac Expressを10年くらい使ってきたのだが、ネットワークが使えなくなるような不具合がボチボチと起きるようになった。 そのような場合でも、AirMac Expressを再起動することで元通りになったのだが、最近ではしばらく元通りにならないような事態もあった。 ネットワークの知識はよく分からないが、製品の耐用年数を考えると十分に働いてくれたといえるし、通信規格もIEEE802.11b/gのみで速度面でもやや不満があったことから、最近発売されたGoogle Wifiを購入してみることにした。 GoogleでWEB注文後、数日で香港から送られてきた。 Googleだけではないけど、この手の化粧箱が今はトレンド 箱を開けるとお約束な梱包 本体と電源とLANケーブルがセット。 USBはType-C Google Wifiのユニークな点は、セットアップはスマホのGoogle Wifiアプリから行わなければならないことである。 当初、アプリのダウンロードからしなければならないことが面倒に感じたが、セットアップそのものはアプリの簡単な操作で出来てしまう。また、各種設定変更もアプリ内で簡単にできるのは便利だと思う。 Google Wifiアプリの設定画面 一度セットアップしてからアプリを起動させたことがなかったが、久しぶりにアプリを起動してみると、Google Wifiの環境が自動的に診断されていた。 この手の機能を便利と見るか、気味が悪いと見るかは人それぞれだが、個人的には特に気にならない。 毎日チェックされていた ダウンロード速度も以前より明らかに早くなったし、不具合も起きていない(当たり前だけど)。 AppleがAirMacの販売終了という記事 を見ると、ちょっとした移り変わりのようなことに立ち会えたという意味で、Google Wifiをこのタイミングで購入したのは良かったと思う。 ちょっと割高だけど。

御在所岳に挑戦 その4

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御在所岳山頂のスキー場ゲレンデ 山頂からは国見峠を経由し、裏道で下山することとした。 雪で明確な登山道がみえないものの、雪の踏み抜けに注意し方向さえ間違えなければ大きな問題ではなかった。 国見峠までくると雪は随分となくなった 裏道は谷の沢沿いに下るルートであり、登りに苦しめられた強風もほとんど吹かず、気持ちの良い登山道を下っていった。登山道自体は不明瞭になっている箇所もあったが、岩に赤い丸や矢印が多数あって安心できた。 沢沿いの裏道 展望の良い箇所もある 絶壁の藤内壁  裏道は初心者向けという情報もあるが、岩場がずっと続くことや、急登なところも多いことを考えると、中道のような危険箇所はないだけで、初心者が登るにしては相当ハードだと思う。少なくとも六甲山のメジャールート(芦屋川から有馬温泉へ)とは比べ物にならないと感じた。 こんな岩場も結構多い 水はとても綺麗 岩の多い裏道での下りに時間がかかり、山頂から2時間ほどでようやく藤内小屋に到着した。藤内小屋は宿泊も可能とのことだが、平日泊はやっていないとのこと。 藤内小屋 藤内小屋を過ぎると、そのまま鈴鹿スカイラインまで降り、スカイライン沿いに駐車場まで戻る大回りルートと、いったん中道へ抜けるショートカットのルートが有る。ただし中道までのルートは登山地図上では「破線」となっていて、ルートが分かりにくいようだった。 大回りする時間を短縮したいことから、中道ショートカットのルートを選択した。 破線ルートだが、登山前の下調べ時点で「家族連れでこのルートを通りました」というブログなんかもあったので、GPSも併用すれば問題ないとタカをくくっていた。 破線ルートはほぼ道がない状態で赤いテープが唯一の目印 が、抜け道ルートは歩きだして早々に道がなくなり、不明瞭な斜面を無理やり歩くような状態だった。20mくらいの間隔で赤いテープが木々に巻いており、そこを目印にしながらルートらしきものを想定して歩くしかなく、登りも多い道だったことから最後の段階で体力を消耗するハメとなった。 途中で登山道が見えてきて、中道に戻ったと思いそこを下りだすと途中から再び道がなくなった。GPSで確認すると中道にもどったわけではなく、中道合流手前の別の破線ルートの分岐だったよ

御在所岳に挑戦 その3

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標高1000mを過ぎると登山道は雪道となった 強風が少し収まってきたので、再び山頂を目指してあるき出した。 7合目をこえて間もなく、登山道が残雪に覆われるようになった。 持参した モンベルのチェーンスパイク を装着し、これで少し安心と思い登っていったが、残 雪の深さが金剛山と比べるとかなり深く、チェーンを装備しても傾斜がきついとズリッと滑ってしまう状況だった。 滑るし風は吹くし状況は散々だが、広がる景色は抜群に素晴らしく、鎌ヶ岳が凛々しくそびえている光景は中道ならではであり、それが魅力なのだと妙に感心してしまった。 鎌ヶ岳は山頂の尖り方が実にいい 山頂前の最後の注意箇所となっている岩場にやってきた。 岩の片側は遮るものが全くない落差100mくらいある崖で、高度感だけでも恐ろしいところである上に、残雪が日中に溶け夜に再び凍っている箇所が多数あって、チェーンスパイクでは全く歯が立たない。 岩や鎖を頼りに絶対に滑り落ちないよう何とか通り過ぎた。 岩の先は何もなく少しでも気を抜くと危険 写真ではわかりにくいが、岩に氷がへばりついていてツルツル やっとのことで岩場をやり過ごしたが、その直後の登山道が傾斜の急な残雪の直登となっていて、ここで滑り出すと下の岩場から崖にダイブすることは間違いない状況だった。 とにかく滑らないよう、四つん這いになりながら、木の根や岩をつかみ夢中で登っていった。このあたりは怖くて写真を撮る余裕もなかった。 富士見台は強風だったので近づかなかった 登りきるとついに山頂エリアに到着した。 富士見台からの展望は強風が怖くて立つ気になれず、とにかく無事にここまでたどり着けたという安心感でようやく一息つくことができた。 登山道とは様子が一変し整備されたエリアとなっている 日陰はこのような分厚い氷である ここは本当の山頂ではない 山頂エリアはロープウェイで容易に来られるため観光地っぽい雰囲気で、死ぬ思いで苦しんできた状況と落差に驚いた。 一等三角点までは20分ほどの距離で、スキー場をゆっくり歩いていると、ロープウェイで上がってきた普段着の家族連れに写真撮影を頼まれ、苦笑いするしかなかった。 こ こでファミリーに写真撮影を頼まれる ついに本当の山頂へ到着 スター

御在所岳に挑戦 その2

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地蔵岩を超えたあたりから風が急激に強くなった。 中道は展望の開けているルートであることは承知していたが、地蔵岩あたりから山頂まで稜線沿いに登っていくため、風の影響を受けやすいと思われる。 御在所岳登山のハイライトの一つが地蔵岩だとすると、2つ目のハイライトは地蔵岩の直後に待ち受けている名物のキレットである。ここでは30メートルほどの切り立った岩場を降りていかなければならない。鎖があるとはいえ、足の踏み場所を慎重に選びながらでないと危険である。 ただでさえ怖い上に、風が吹き荒れていて、風に煽られないようビビりながらようやく降りることができた。 キレットは高度感があって怖い キレット直後の尾根のザレ場 キレットを降りてすぐに尾根のザレ場があり、尾根の左右どちらも相当な高さの崖となっている。万一滑り落ちると完全にアウトだが、ここでも強風が吹いていたため、わずかな距離だが向かい側に行くのを躊躇ってしまった。風が一時的に弱まったタイミングを見計らってようやく渡ることが出来た。 キレットを振り返ると改めて高さを感じる その後も風は弱まる様子もなく、どうしようかと悩みながら登っていった。 7合目まで来たときに、その先は吹きっさらしの道になっているようだったので、リスクを考えて強風が収まるまで一時待機をしてみることにした。 7合目で強風のため一時待機 ゴウゴウという風の音に怯えながら、かりに登山を断念し引き返すにしても強風のなかで、再び尾根のザレ場とキレットをクリアできる自信もなく、内心「この状況は詰んでいるのではないか?」という気持ちで不安で一杯であった。ちなみに、この時点で登山客には1人も遭遇していない。 地図を見るとこの先に注意箇所があるものの、山頂までは残りわずかであり、下りは裏道で下れば危険は少ないと考えられるため、引き返すよりは進むしか無いと判断し、あとは風が少しでも収まるのを待つのみだった。 1時間ほど待機していると少し風が弱まってきたので、この好機を逃さないよう、一気に登ることにしたのだが、それが甘い考えであったことに気付かされた。