Suunto Traverse 高度計の精度
Suunto Traverse の高度計について、計測結果がどの程度信頼できるのか、購入するまで半信半疑の状態だった。購入後に自宅で高度計を確認すると、想定していた高度とずれており、その後も日によって示される高度が異なっていた。最大で15mほどの表示差がみられた。 Webで情報を集めてみると、「 FusedAlti™ 搭載により、GPS の高度と気圧計の高度を組み合わせた独自の正確な高度計測」を行っているとのこと。おそらく室内ではGPSがうまく補足できず、気圧計をもとに高度測定しているため、天候に左右されているのではないかと思われる。 ということで、実際の登山で使用してみることにした。 今回のルートは阪急六甲駅から油コブシを経て、縦走路を六甲最高峰まで目指すというものである。 阪急六甲駅でGPSの記録開始をおこうと10秒くらいでGPSを補足したが 、高度計で示される数値は多少のブレがあるようで同一場所でじっとしていても表示が若干変化する 感じである。しかしながら、登山中の標高の目安を知るという意味合いでは十分と思いながら出発してみた。 六甲最高峰にようやく到着し、高度計をみると933mと実際の最高峰931.25mとほぼ同じだった。他の場所でも高度計を確認してみたが、地図上の標高とほぼ同じ数値がでていた。 この日は好天だったことも影響している(気圧変化が少ない1日という意味で)かもしれないが、それにしてもなかなかの精度で驚いた。