投稿

6月, 2016の投稿を表示しています

Suunto Traverse 高度計の精度

イメージ
Suunto Traverse の高度計について、計測結果がどの程度信頼できるのか、購入するまで半信半疑の状態だった。購入後に自宅で高度計を確認すると、想定していた高度とずれており、その後も日によって示される高度が異なっていた。最大で15mほどの表示差がみられた。 Webで情報を集めてみると、「 FusedAlti™ 搭載により、GPS の高度と気圧計の高度を組み合わせた独自の正確な高度計測」を行っているとのこと。おそらく室内ではGPSがうまく補足できず、気圧計をもとに高度測定しているため、天候に左右されているのではないかと思われる。 ということで、実際の登山で使用してみることにした。 今回のルートは阪急六甲駅から油コブシを経て、縦走路を六甲最高峰まで目指すというものである。 阪急六甲駅でGPSの記録開始をおこうと10秒くらいでGPSを補足したが 、高度計で示される数値は多少のブレがあるようで同一場所でじっとしていても表示が若干変化する 感じである。しかしながら、登山中の標高の目安を知るという意味合いでは十分と思いながら出発してみた。 六甲最高峰にようやく到着し、高度計をみると933mと実際の最高峰931.25mとほぼ同じだった。他の場所でも高度計を確認してみたが、地図上の標高とほぼ同じ数値がでていた。 この日は好天だったことも影響している(気圧変化が少ない1日という意味で)かもしれないが、それにしてもなかなかの精度で驚いた。

登山用腕時計の購入

イメージ
登山の時もSBDC001を愛用していたが、岩場を登る時や、転んだときに傷つけてしまう可能性があったことから、登山用時計を検討することにした。 検討したのは、CASIOのPRO TREKの PRW-3510 と Suunto Traverse である。 どうしても欲しい機能としては高度計だったが、これはどちらの時計も備わっている。 情報をみていると、頑丈さやソーラー発電などタフさのPRO TREK、GPS機能を活かしたWEB連携のスタイリッシュなSuuntoという感じだった。 実際の現物を見ないと良くわからないことから、好日山荘のショップで現物のSuuntoをみると、とてもかっこ良く質感も高かったことで一目惚れし、こちらを購入することにした。 ただし、ネックとなったのは価格の高さである。登山ショップでは定価販売だし、Amazonでも5万弱と値引き販売もほとんどしていない。あきらめかけていたところ、eBayだと掘り出し物の価格があるという情報を聞き、検索してみると3万円台後半でいくつかみつかった。 結局オーストラリアの出品業者が最も安かったことから、eBayで購入することにした。 出荷元はイタリアとなっており、到着までFedExで1週間かかるということだった。 最終的には本体価格3万4千円と消費税2千円とで3万6千円程度になったが、それでも日本で購入するよりは 随分と割安で購入することができた。

ファミリー登山

イメージ
家族で登山に行くことにした。先日息子と行った摩耶山だと下の子供が無理そうなので、もう少し軽めの登山ルートを探してみることにした。 駅からのバスで最も標高の高いところまで行っているのは、芦屋川駅から出ている有馬温泉行きのバスである。途中に立ち寄る宝殿橋バス停が標高700mであり、そこから山頂までの登山だと1時間くらいということで、そこから有馬温泉まで歩くルートを選択した。 当日は天気もよく、子供達も元気いっぱいだったことから、妻が宝殿橋バス停からだと歩く距離が短かすぎるのではないかと言い出した。 修正ルートとして、少し手前の東おたふく山登山口で下車し、東おたふく山に登ってから、子供達の様子をみて行けそうなら六甲山頂まで登ることにした。 東おたふく山の登山道は傾斜もきつくなく、道も整備されていて、1時間ほどで東おたふく山山頂まで到着した。まだまだ体力もありそうなため、そのまま七曲がり経由で最高峰まで向かうことにした。 七曲がりは登りが続くので、子供達もさすがに疲れた様子だったが、最高峰まで到達し昼食休憩するとすっかり元気になった。 有馬温泉までの下り道は余裕だろうとタカをくくっていたら、子供達が段差や石の多さに足が疲れたと言い出し、途中からペースが一気に遅くなってしまった。その結果、単独なら1時間もかからないところを2時間近くかけて下ることとなってしまった。 子供達もさすがに疲れきった様子だったが、その後の温泉に入り、風呂上がりのアイスクリームを食べるとすっかり元通りだった。 最後に子供達に次もハイキングに行きたいか尋ねたところ、「絶対イヤ!」と口を揃えて即答されてしまった。 登山では大人と子供では、体力だけでなく、食事やお菓子、休憩、トイレなどいろいろと考慮すべきことも多く、今後の課題である。

六甲縦走路に少し挑戦

イメージ
六甲山を登っていると、やはり気になるのは縦走路である。 六甲縦走路は 須磨から宝塚までの56kmのルート だが、毎年神戸市主催の六甲全山縦走大会が開催されるなど、地元でも有名なコースである。 どのような道なのか気になっていたため、宝塚から六甲最高峰までの縦走路の一部を歩き、その後有馬温泉に降りるルートを選択してみた。 宝塚駅から住宅地を歩いていくと、途中から急激に坂の傾斜がきつくなってくる。住宅地の終点付近にある甲子園大学をすぎると山のなかに入っていくが、道は舗装された車道が続いている。そのままひたすら坂を登ると、ようやく塩尾寺に到着。そこからが本格的な登山道がスタートする。 塩尾寺から六甲最高峰までの縦走路は、徐々に標高があがっていくためキツい登りは続かないものの、 いくつかのアップダウンを繰り返すことから、徐々に足に疲労がたまって来る。また、ロックガーデンのような人気コースでないためか、ハイカーを見かけることもほとんどない。 縦走路自体はあまり見所もなく、前回の住吉道のような山道らしさも感じにくい道だった。六甲最高峰までやっとのことで到着したが、達成感というよりはやっとこの苦しさから解放されたという気持ちで、登山の楽しさという点では宝塚からの縦走路は今ひとつという感じだった。 今回は縦走路の14km相当だったが、全長が4倍もあると考えると、1日で歩き終えるハイカーには体力もそうだが、それ以上に精神力に敬意を表するとしか言いようがない。

雨上がり登山

イメージ
2日間降り続けた雨が、仕事の休日の明け方にようやく止んだことから、思い切って登山に出かけることにした。 登山ルートとして選択したのは、阪急御影駅から住吉道に入り、西おたふく山経由で六甲最高峰を目指す計画だった。御影駅から市街地を住吉川沿いに登っていくと、住吉川の水量もそれほど大くなく、これなら問題なさそうだと勝手に判断していたが、後ほど誤りだったことに気づかされた。 住吉道の登山ルートに入ると、思った以上に歩きやすい道で、雨上がりのジメっとした空気も清涼感があり、ハイカーも誰もいないことから気持ちのいいハイキングのスタートだった。が、五助ダムを過ぎると登山道の様子が一変した。 地面には雨が染み出して流れている箇所が至る所にあり、砂と泥に足が滑ることが何度もあって初心者には厳しい状況だった。 西おたふく山への分岐まで到達すると、沢を超えられるルートのはずだったが、沢を渡るための石の上まで増水しており、強引に渡ろうとしても足を取られて流されてしまう可能性があった。 裸足になって渡れそうな場所を探すかどうか一瞬悩んだが、無理は禁物とあきらめ、そのまま住吉道を登っていくことにした。 その後の住吉道は大げさに言えば小川状態で、とにかく水の少ない足場を確保しながら登りつづけるしかなかった。住吉道の終点となる本庄橋跡に到達するのに計画より随分と遅れてしまい、疲れも相当高まっている状態だった。 そこから七曲がりを登っていくと、頂上手前で雲の層に入ったことで、白く静寂な世界が広がっており、霧のために体が冷えてきたことから、あわててライトシェルパーカを着込み冷えと濡れから体を守ることにした。 ヘロヘロになりながら有馬温泉まで降りてきて温泉に入って一息つくと、緊張がやっとやわらぎ、 ほっとしつつも疲れきった体には冷えたビールが信じられない美味しさで、次こそは天気のいいときに再チャレンジしてみようと思った。 今回の教訓は、雨という自然がもたらした山の変化は、街中とはまったく違う影響を及ぼすということで、初心者は登山をさけるべきという当たり前な結論である。