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3月, 2014の投稿を表示しています

X100のファーストインプレッション その4

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X100の弱点として他のレビューであげられていることとして、 1.AFの遅さと暗い場所で合焦しない 2.起動時間や終了時の動作の遅さ 3.操作性(メニューツリーなど) 4.露出ダイヤルが緩い などである。 自分自身で使用してみて感じたのは以下の通り 1.AFはファームウェア2.01ではそれほど遅く感じない。暗いところでコントラストAFが合焦をあきらめるのはそれなりに多い 2.動作のきびきびさは特に気にならない。RX100よりは速い気がする。 3.操作性は良くないが、我慢できるレベル 4.露出ダイヤルは無効にしたいくらい気がつけば0以外になっていることがきわめて多い  要は、今までに使用していた機種やメインで使用している機種と比較するため、個人にとってはそこが比較対象の基準となっているということだと思う。個人的にはAFはRX100よりも速いし精度も高いので満足できているが、1眼レフやPanasonicなどのミラーレスと比べると不満に感じると思う。 個人的に一番気に入らないのは露出ダイヤルである。それなりにクリック感があるのだが、なぜかずれている事が極めて多い。操作していると無意識のあいだに露出ダイヤルに触れてしまっているようで、注意して取り扱うよう意識していても気がつくとずれている。なんでだろう?

X100のファーストインプレッション その3

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X100で空を撮ってみると、水色に転ぶ傾向があるように思う。とはいってもまだちゃんと撮っていないので、あくまでも数カットだけでの判断だがもしこの傾向が続くようなら、ここだけは自分の好みではない。 どこかのブログで、空を撮影するときにはフィルムシュミレーションモードでASTIAを使用するとすっきりとした深い色合いになるということが書いてあったので、今度検証してみたい。 日中の屋外で撮影するときに非常に役立ったのがNDフィルターで、本体背面右下のRAWボタンをNDフィルターのショートカットに 設定していると、ワンタッチで切り替えできるのがとても便利だった。X20にはNDフィルターがないとのことだったが、開放F値が2.0という明るいレンズだとNDフィルターがあった方がいいのは当然で、ここはX100の良い点だと思う。

X100のファーストインプレッション その2

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X100の画質について、RX100とは比べものにならないというのが感想である。正直ここまで差があるとは想定していなかったので驚いている。特に階調表現はX100が全体的に余裕が感じられ、コンパクトデジカメではセンサーサイズの違いで太刀打ちできないという感じだ。 画素ピッチをみるとRX100が2.4μmなのに対しX100は5.49μmなので、画素数よりも画素ピッチの違いが画質に影響を及ぼしているのではないかと推察している。もちろん、画像処理やレンズなど他の要素もあるんだろうけど、この差が決定的な気がする。 FUJIFILMの機種を購入した一番の目的が、子供の写真をきれいに残したいという思いからだったが、いろいろと撮影してみると肌色を始めとした色彩の表現はすばらしいと感じられた。草木の緑色なんかもちょっとわざとらしいくらいみずみずしくって、ちょうど今の時期だとピッタリです。

X100のファーストインプレッション その1

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X100本体について、改めて感じたのはファインダーがあることのメリットである。ハイブリッドビューファインダーということでOVEとEVFを使い分ける事ができるのだが、これがなかなか懐かしくもいい感じで、実用性も意外と高い。 RX100と比べると、センサーサイズの違いや開放F値の違いもあって被写界深度の浅さが全然違うが、EVFだとピントもそれなりに確認できるのでファインダーを使用した撮影もありかもしれない。 FUJINON 23mmF2のレンズは、発売当時から評価が2分していて絞り解放時の「緩さ」が特徴的だが、個人的には全く気にならない。むしろ緩い感じを出す事ができるというのもメリットの一つととらえるべき気もする。このあたりはカメラに求めるスタイルによって大きく異なるので、人それぞれに捉え方が違って当然だと思う。

RX100からカメラ買い替え

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RX100から買い替えを検討し、まずは自分なりの優先順位を考えてみると、 1.子供のきれいな写真を撮りたい 2.購入予算は最小限とする 3.RX100の画質を下回る機種は避けたい の3つが重視するポイントとなる。 まず画質の点で、MX-1やLF1は1/1.7インチの撮像素子を使用している事から、画質比較では見劣るため検討対象からはずすこととした。 残りの3機種のうち、センサーサイズで比較するとGRとAがAPS-Cで、X20は2/3インチと『格』が違うといっても過言ではない。しかしながら、レンズ性能はどれも評価が高く、結果的には十分な高画質であると判断した。 次に、今回の買い替えで最重視したポートレートにおける肌色や階調をみてみると、X20が最も自分の好みに近く、GRやAは設定次第かもしれないが今ひとつな気がした。GXRのA12で設定を何度調整しても肌色がきれいに出ずに困った記憶もあって、リコーの画は同様の傾向がまだあるような気がする。 となると最後に大きな意味をもってくるのが予算であり、3機種で比較するとX20が最もリーズナブルである。RX100を下取りにだせることを考えると、最小限の追い金で済むのも大きい。 以上のポイントをふまえると、X20が自分のニーズに一番フィットすることから今回の買い替えはこの機種にしようと思い、東京出張の際に新宿のカメラ屋に行ってみた。 で、X20の実物をみると「意外と大きい、というかデカ!」 今までこだわっていたポケットに入るかどうかでいくと明らかに入らない。 コンパクトじゃない機種にはいままで抵抗もあって、ショップで正直悩んだが、今回は子供のきれいな写真を残したいということを優先しようと判断し、大きさに関しては妥協する事とした。首からストラップでぶら下げるスタイルになったとしても、X20のデザインだとアリかなと。 最終決定しようとしたときに、中古のX100が4万円ちょっとで販売されていることに気がついた。X100といえば震災前に発表されたときにやたらと盛り上がっていたり、震災直後は生産がストップしてなかなか出回らなかったこと、その後も値崩れがほとんどなく超高値安定だったことなど急に思い出した。画質も当時のレビュー等で絶賛状態だったということもあって、衝動的にX100を購入してしまった。 検