トヨタショック その2
トヨタ問題について、アメリカでの公聴会に豊田社長が出席するなど「政治ショー」と化している。この状況から、トヨタ擁護の論調も徐々に増してくるなど、ますます混迷の様相を呈してきているようにみえる。 最大の焦点となっている問題の電子制御システムの不具合の可能性は、トヨタが「問題が存在しないことを証明する」という難題にぶつかっており、しばらくは原因究明に時間がかかりそうである。 とはいうものの忘れてはならないのは、トヨタがブレーキ・オーバーライド・システムを採用してこなかったことにある。 ここ で紹介されている動画を見ると、非採用とした車種の危険性が十分に理解できるとおもう。 ブレーキ・オーバーライド・システムというと専門用語だが、要はブレーキ優先の安全思想があるのかないのかということだと思う。採用されていないのには様々な事情があったのだろうが、もしその事情がコストであったのであれば残念というほかはない。