大台ヶ原山に挑戦 その2

日出ヶ岳山頂からは分岐点まで一度引き返す

日出ヶ岳山頂から登ってきたルートを分岐点まで200mほどいったん引き返し正木峠まで向かうルートとなる。
ガスが晴れることなく周囲に立ち込めており、景観を楽しむことができないのが残念だ。

大きな倒木がいたるところにみられる

熊野灘を見渡せる展望台に来てもガスが立ち込める

若干の登り降りはあるものの、整備された木道はとても歩きやすい。
というか、歩きやすすぎて登山用の重装備で来たのがちょっと間抜けに思えるほどだった。

逆光はコントラストが低下し、水墨画風の画像となった

手前の水滴に合わせたつもりだったが、ピント合わせに失敗。

眺望は期待できないため、歩きながら近くの木々の撮影を続ける。
平日で登山客が少ない上に、ガスに包まれるていると、本当に一人ぼっちな感じがとても良い。

正木峠の風景は大台ケ原らしさが最も楽しめる

トウヒの立ち枯れが象徴的

それにしても遊歩道のような道を一人さまよっていると、ルートの整備された状況や、高低差の少ないことから、ソロ登山のリスクをまったく感じることがない。単なる観光客気分で風景を楽しむことができた。

石が積まれている

正木峠を抜けて少し歩くと牛石ヶ原へ到着する
謎の神武天皇像がそびえる

だらだら歩いていくと牛石ヶ原へ到着した。
ここは樹木が生えておらず、笹の原っぱが広がっている。ここまでは平坦な散策路で、疲れも殆ど感じていない。

岩に苔むす感じが実に良い

牛石ヶ原を抜けると、大台ケ原のハイライトである大蛇嵓への分岐に差し掛かる。

大蛇嵓の分岐点に到着

分岐点からは急に登山道の雰囲気に変わるが、それまでが散策遊歩道のようなルートだっただけに少しテンションが上がる。だがそれは大蛇嵓に辿り着くまでの束の間の喜びだった。

その3へ続く