X-Pro2 試し撮り

少し寒いが気持ちのいい快晴

X-Pro2の試し撮りがてら、近所の大学まで散歩をすることにした。
カメラの重量はX-T2と同じくらいだが、デザイン的に「お気軽感」がある気がして、散歩のお供としてちょうどいい。
画質設定はPROVIA、DR100%、シャドートーン-1としてみた。

2008ノーベル賞展示室は閉館中

XF35mmF2 R WRのAFはX-Pro2でも必要十分に速い

野依特別研究室

道端のサザンカ

シャッターを切るたびに切れ味の良さそうなシャッター音がしてとても気持ちがいい。
テンションもあがっていたし、天気もいいのでもう少し足を伸ばし東山動植物園まで行くことにした。

東山動植物園は飼育種類数日本一を誇っており、年間入場者数も上野動物園に次ぐ規模であるにも関わらず、入場料500円と格安な設定となっている。また動物園だけでなく、植物園も園内にあって自然豊かなスポットである。
そのためか、カメラファンもよく来ており、思い思いの撮影を楽しんでいる姿をよくみかける。

インドサイは鎧をまとったような体が印象的で、ヨロイサイという別名あり

耳の小さなアジアゾウ

柵がちょっと邪魔だけど、いい感じのボケ

休日ということもあって、大勢の家族連れで賑わっている。
写真を撮るときも、子どもたちの邪魔にならないよう気をつけながらパチパチと撮影を楽しむ。

上池でちょっと休憩

動物園の展示をすべて見る時間もないので、あまり立ち止まらず歩き続ける。
それにしても広くて、見どころが多すぎる。小さい子供連れだと植物園まで見るのはほぼ無理だと思う。

思いっきり逆光

植物園の温室は暖かくてホッコリする

色とりどりの花が綺麗

カエルがカワイイ

動植物園を適当に見た後、せっかくなので東山スカイタワーにも登ってみることにした。
入場料300円だが、動植物園との共通券だと実質140円とこれまた格安である。


東山スカイタワーは外観が特徴的

東山スカイタワーは夜景が素晴らしく夜景百選にも選出されている。
しかしながら、動植物園が5時前に営業終了するためスカイタワーまで直接アクセスする必要があり、森の奥にあることから夜に歩いて訪れるのは危ないので車が必須である。

正面に御嶽山がうっすらと見える

東山スカイタワーに登ると、名古屋市内が一望でき、濃尾平野の広大さを改めて実感する。名古屋駅前には高層ビル群がみえるものの、東京とは比較にならない程度の規模であり、まだまだ開発の余地が残されている。

リニア新幹線の開通に向けて名古屋駅前には続々とタワーマンションが建設されており、今後も高層建築物が乱立するものと思われる。


右奥に見えるのが伊吹山

夕方の閉園時間が近づいてきたため、散歩を終了し帰ることにした。
XF35mmF2 R WRの換算50mmの感覚も身についてきて、被写体との丁度いい距離感が散歩には最適である。

X-Pro2には万能感のあるX-T2とは違った魅力があり、スペックや理屈では説明できないことそのものが人々を魅了してやまない理由ではないかと思った。
初冬の暖かい一日をX-Pro2片手にブラつくのが実に楽しく、贅沢な一日を過ごすことができた。

夕映えの木々