自宅のネット環境をWiMAXからどんなときもWiFiへ変更

2019年3月からサービス開始のどんなときもWiFi

現在の自宅ネット環境はWiMAXだが、どんなときもWiFiに変更したので、その経緯と結果をまとめてみる。

 <WiMAX導入の経緯>
もともと光回線を使用していたが、転居に伴い工事不要のワイヤレスでのネット環境を構築しようと思い、 実績のあるWiMAXを選択した。というのは、有線のネット環境で構築する場合、大きなデメリットが2点あげられるからである。

■有線のデメリット
①物理回線を持つ業者との契約が必要(主にNTT)な上に、さらにプロバイダ契約が必要(NURO光など) であること。マンションなどは回線敷設に関する制約も多い。
②契約年数が3年縛りなど複数年が主流で 、今後さらに転居する際には違約金が発生すること

ほかにも、回線工事が必要で工事日が指定できないことや、月額5,000円前後の固定費なども抵抗があった。
ネットの速度が速いことが最大の魅力だが、今の住まいが続くわけではないため、有線での構築はメリットに見合わないと判断した。

■WiMAXのメリット
①工事不要
②モバイルルーターなら持ち運び可能(=スマホのデータ容量契約契約を最小限にできる)

今後の転居にも対応でき、またスマホ契約の見直しもセットで行えば最小限の出費で済むことから、WiMAXを選択することにした。
WiMAXでは、W06という最速のモバイルルーターを選び、常に携帯することでスマホの契約を月3GBプランに変更することもできた。


So-netのWiMAXを契約した

<どんなときもWiFi導入の経緯>
WiMAXを契約し、実際に使用してみると様々な不満点があった。
人によって環境が異なるため一概に言えないが、口コミサイトなどはステマっぽい内容も多く、何が真実かよく分からないなりに経験したことをまとめてみる。

■WiMAXの不満点
①最大の不満点は速度制限があること
・直近3日間で10GB以上のデータを使用すると速度制限がかかる
・速度制限は3日間で10GBを超えた日の翌日の18時から26時まで。
・速度制限時は概ね1Mbps(公称:YouTube動画の標準画質レベルが視聴可能な速度)

②電波網が弱い
・地下鉄は駅では繋がるが、移動中は繋がらない(名古屋市営地下鉄)
・田舎に行くと繋がらない。

③ルーター(W06)
・バッテリーがあまり持たない。公称は9時間だが、朝から使用すると夕方には切れる
・ 省電力設定にすると再接続の際に、ルーターの電源ボタンを押し、20秒ほど接続までがかかる
・原因不明の接続不良が週1程度で発生する。再起動すれば治る。


速度制限が最大の不満点となっていた。当初は3日間で10GBも使用しないだろうと思っていたが、Macで接続をしているとアプリケーションのアップデートやシステムアップデートで数GBとなることや、カメラの画像データのGooglePhotoへのアップロードなどで使用すると、10GB超えとなることが頻発した。

直近3日間で10GBであるため、1日で10GBを超えると実質3日間は制限がかけられてしまうこともキツかった。毎日大容量のやり取りはしなくても、作業をまとめて行うような使い方だとその後3日間は制限されてしまうのである。

また、YouTubeでHD標準である1080p画質で1時間視聴すると約2GBとなり、日々の使用でも3日間で10GBになってしまうこともあったりと、常にデータ使用状況を意識するのが面倒で仕方なかった。


YouTubeのデータ使用量の参考値

WiMAXは速度制限でも1Mbpsで一定の速度がキープされると言われていたが、実際にはそのような速度が出たことはほとんどなく、制限されると「大半のコンテンツが超ストレス」な状況となる。
※ヤフーのニュース記事ですら表示に時間がかかる
※環境によって異なるため、あくまでも自宅での状況

というようなWiMAXの使用感に悩んでいる際に、どんなときもWiFiの記事を読み、こっちが正解だったのではないかと思いが強まっていった。


■どんなときもWiFiの魅力
・速度制限がない!
・ドコモ、ソフトバンク、auの回線を利用するためエリアが超広い

心配な点は速度が150MbpsとWiMAXの3分の1という数値が使用感としてどのようなものかだけが懸念事項であった。

悩んだ末に思い切ってどんなときもWiFiと契約してみた。ネットで簡単な注文処理をおこなうと、2日後にルーターが届いた。
ルーターはW06とほぼ同サイズで、液晶画面はないが実用面での不満は特になさそうである。

ルーターの大きさはほぼ同じである

 さっそく速度チェックをおこなってみた。
 日中だと双方とも最速に近いスコアが出ている。

 
WiMAXの我が家での最速スコア。速い!

どんなときもWiFiの我が家での最速スコア。これでも十分な速さ

WiMAXの速度制限タイムで計測してみた。
速度制限されるとYouTubeのトップ画面でもなかなか開かず、公称「標準画質だと閲覧可能」というのはとても無理な感じである。


WiMAXの速度制限時の最速スコア。これでも実用面ではかなり厳しい

WiMAXの速度制限時間のどんなときもWiFiの計測。十分に速い!

どんなときもWiFiは地下鉄でも電波を拾うし、ルーターのバッテリーも十分に持つしと、今の所非常に満足している。
これだけ実用面で差が出るということは、今後サービス競争が激化して何らかの対応があってもおかしくないと思う。WiMAXのサービスが改善すればいいが、心配なのはどんなときもWiFiが速度制限が入ったりすることである。

そのようなことが起きないよう信じつつ、当面はこのサービスを利用するつもりである。