武奈ヶ岳に挑戦 その3
御殿山からはいったん下る |
御殿山のピークからワサビ峠へのルートはいったん下ることとなる。
せっかく登ったのにもったいないと感じるが、武奈ヶ岳の全景をみてテンションが上がり気味なので頑張って下っていく。
ここがワサビ峠 |
ワサビ峠から武奈ヶ岳へのルートは、一見なだらかな稜線歩きのような感じだが、実際に歩くと上りがダラダラと続き意外とキツイ。
気持ちのいい道だが、意外とキツイ |
御殿山から武奈ヶ岳までは30分程度だが、ペースを上げすぎるとバテそうなのでゆっくりと景色を楽しみながら歩くことにした。山頂までは大きな木々も少なく、比良山系だけでなく安曇川の向こう側に広がる京都の山々などもよく見える。
独特の景観が広がる |
立派なケルンもある |
残すところは最後の直線の上りだが、意外と傾斜がきつい。山頂が見えていることが、かえってペースを乱す要因となっていた。
しかもやたらとメマトイが体の周りを飛び回っていて、地味にストレスを貯めつつようやく山頂に到着した。
湿度が高く琵琶湖の景色が見渡せない... |
山頂で食事をしようかと思ったが、この付近だけ異常なまでに虫が飛んでいて、休憩どころではなかった。期待していた景色も湿度の高さから霞んでおり、肝心の琵琶湖が見えないという残念な状況だった。仕方なく写真撮影後、速やかに退却することにした。
下りは稜線が見渡せて気持ちがいい |
ワサビ峠に戻る途中、空を見上げると雲が漂っていて独特のノンビリとした風景に心和むものがある。
ほぼ無風のなか雲が出てきた |
御殿山まで戻ってきたあとは、「上りが急登」だったことの反対で「下りは急坂」がひたすら続く。
新緑は気持ちいいが、足と膝に疲れが急激に溜まってくる。
下りは道が不明瞭な箇所が散見される |
新緑は気持ちがいい |
登ってくるときには道迷いは心配なかったが、下っていると登山道が不明瞭な箇所がいくつかあり、yamapで都度確認しながら踏み跡をしっかりと確認する必要があった。
延々と続く下りに膝が笑いかけた頃にようやく登山口まで戻ってくることができた。
無事ゴール |
はじめての武奈ヶ岳は気軽に登れて、美しい景観を楽しめる魅力あふれる山である。
虫の少なくなる秋以降に再度訪れてみたいと思いながら、帰路につくことにした。
山深い坊村集落 |