当日の大阪の最低気温は2度、最高気温は10度で、年末からの冷え込みで山頂には雪があるということだった。前回の伊吹山では暑すぎたAtom LTフーディも持参することにし、2度目の登山となるが、前回より気温が低いなかでどのような着心地かも確かめることにした。
近鉄御所駅からタクシーで登山口まで行き、10時過ぎから登山を開始。
ロープウェイ登山口に入ってすぐの分岐点で、2017年の台風21号の影響で閉鎖されていた櫛羅の滝コースが復旧していたが、景観の良い北尾根ルートを進むことにした。
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Atom LTフーディだと暑くトレイルアクションパーカに着替える |
気温は5度くらいだが、陽射しも暖かくAtom LTフーディだと暑い。
登山開始早々に脱ぐことにして、通気性の良いモンベルのトレイルアクションパーカに着替えた。
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巨大な倒木が道を塞いでいたが、横から抜けられる |
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倒木のトンネル |
尾根まで上がってくると、急に風が吹くようになり、トレイルアクションパーカだと風によって寒さを感じるが、陽射しもあるのでそのまま登っていくことにした。
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標高800mを超えると雪が残っている |
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それほど雪が積もっておらず、滑ることはない |
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山頂への最後の上り坂 |
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山頂に到着 |
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大和葛城山は雪が少ない |
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凧揚げが新年らしさが出ていて良い |
登山開始から1時間半ほどで山頂に到着した。
山頂は曇り空で大阪平野は快晴の様子が見て取れる。
山頂の広場では、ロープウェイで来たと思われる家族連れが凧揚げをしていて、のどかな雰囲気だが、実際には風が強くて寒い。山頂では休憩せずに、早々に金剛山へ向かうこととした。
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次に向かう金剛山が神々しい |
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岩湧山や槇尾山に連なる山々 |
ダイヤモンドトレイルを進むと、水越峠に抜ける下り道が始まる。
ここは傾斜がきつく、初心者向けの北尾根ルートと比べると相当ハードなコースだと思うが、意外と登ってくるハイカーも多い。みな苦しそうに登ってこられる。
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金剛山頂をよく見ると雪が見える |
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水越峠への下り道 |
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水越峠に到着 |
1時間ほどひたすら下り、ようやく水越峠に到着した。
久しぶりの登山で、太ももが張ってすでに怪しい感じだが、次は金剛山への林道に入っていく。
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林道を歩いていると、少しだけ晴れ間があらわれた |
ダイヤモンドトレイルは金剛山の北東側からアプローチするため、基本的に日陰が多く雪が多い。
葛城山では山頂付近に薄っすらと雪があっただけだったが、金剛山に入ると徐々に積雪量が増えてきた。
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日陰でヒンヤリとした寒さ |
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チェーンスパイクを装着 |
気温は1度くらいだったと思うが、急に風が吹き出した。
このときの服装は、フリース手袋とトレールアクションパーカだったが、ともにフリース素材のため風抜けが良すぎて、急激に寒さを感じ手先も冷えてきた。
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Atom LTフーディとウィンタートレッキンググローブに変更 |
ようやく出番が来たとばかりにAtom LTフーディに着替え、手袋もウィンタートレッキンググローブに変更した。風が吹いても全く風を通さず、とても暖かい。というか余裕である。
山頂手前で汗を掻くようなハードな登りもないことから、このまま着て登ることにした。
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雪道が続く |
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切り株から新たな芽が伸びている |
ようやく金剛山山頂に到着した。雪がチラつき、風も吹いている。
新年のお参りにきている観光客もそこそこ多い。
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鳥居をくぐる |
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積雪は5センチほど |
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雪の中で雰囲気がある |
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凍結していなかったので滑らなかった |
思い返すと一年前に雪の金剛山を登ったときに、使用していたX-E2が雪のせいで動作がおかしくなり、オリンパスのカメラを購入するきっかけとなった。
この登山で使用していたE-M5 Mark IIは寒さも雪も一切関係なく、取扱を気にすることもなくいつもどおり動作している。この信頼性の高さやコンパクトさは本当に登山向きだと改めて感じた。
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雪の中で朱色が美しい |
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お鉢の水もカチンコチン |
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売店でカップヌードルを購入。美味い! |
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山頂広場には多くの人々がいた |
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木々に付着した雪がキレイ |
金剛山山頂で休憩した後、千早本道の階段をひたすら下る。
階段は非常に整備されていて、散歩気分である。
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奉納された地蔵 |
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千早本道の階段はとても整備されている |
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木々が美しい |
小一時間ほどで下山し、泥だらけになった登山靴を足洗い場でキレイにさせてもらった。
河内長野駅までの南海バスにもギリギリ間に合い、無事に帰宅の途につくことができた。
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下山完了 |
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靴を洗わせてもらい本当に感謝 |
下山までAtom LTフーディを着ていたが、汗をかかない状況だと前ジップを開ければ暑さは問題ない。
使用した実感としては、防風性能の高さと通気性のバランスで言えばかなり防風性によった製品であり、汗をかくような状況には向いていないが、風が強くなったときや下り道では非常に有効なウェアだと思った。
今回は汗もそれほどついていないことから洗う必要はなかったが、洗濯時の取扱は注意する必要があるそうで、脱水前には手で絞って水分をある程度なくしてから脱水をかけないと水分を含んだ重みで生地が裂けることがあると購入時に言われている。
洗濯ネットに入れて洗うか、手洗いにするかで対応を考える必要がありそうだ。