御在所岳に挑戦 その1

駐車場からは御在所岳の山容がみえる
いつもは六甲山や金剛山を中心とした登山だったが、そろそろ飽きてきたこともあり、次のステップとして御在所岳に挑戦することにした。

御在所岳は鈴鹿山脈に位置し、「鈴鹿セブンマウンテン」と呼ばれる山々のなかで、標高1212メートルと鈴鹿セブンマウンテン2番目の標高である。

残雪のある3月は鈴鹿スカイラインが冬季閉鎖していて走れないため、湯の山温泉街から御在所岳無料駐車場まで下道を通り、そこに車を停めて中道登山口から登ることとした。
なお、駐車場には2台しか車が停まっていなかった。
駐車場から徒歩2分ほどで中道登山口に到着
当日の最低気温は5度、最高気温は16度という予想であり、日中は暑いくらいかもしれないが、登山準備として、チェーンスパイクとダウンジャケット、冬用手袋は念のためリュックに入れておいた。
花崗岩が風化していて滑りやすい
地図とGPSで現在地を都度確認
登山口から間もなく、滑りやすい箇所やルートがわかりにくい箇所、足場の悪い所など、整備された六甲山登山とはいささか様子が違っていた。まだ寒い時期ということもあり、登山客は誰もいないなかで慎重に進んでいった。

奇岩 負ばれ岩
しばらく登ると中道の有名な奇岩負ばれ岩に到着した。圧倒的な巨石が傾いてそびえている。その後、展望の開けた箇所がいくつもあって、景色も楽しむことが出来た。
展望が開けたところからは伊勢湾が見える
中道の前半の最大の見所は、地蔵岩と呼ばれる不思議な岩である。岩が風化して偶然できたと思われるが、地震があったら絶対に崩壊するとしか思えない。
地蔵岩の裏側からみるとその大きさに驚かされる
これが見たくて御在所岳に挑戦した
天気は快晴で強風が気にはなるものの、登山客のいないなかでのソロ登山で、すばらしい景色や奇岩を十分に堪能しながら登ることができたのはここまでだった。