登山用カメラの検討その2

登山中の撮影で最も困ることは、樹林地帯でのホワイトバランス設定である。

発色の良さが気に入っているフジのカメラでも、オートホワイトバランスで撮影すると、不気味な雰囲気になってしまい(青っぽくなることが多い)、実際の雰囲気がまったく出ていない仕上げになってしまう。
ホワイトバランスについて、X100の設定は自分なりの試行錯誤の結果、太陽光で固定することを基本とするのが最も良さそうだと感じている。

他にも、明暗差の激しい状況も多く白飛びになりやすいことからどれだけ粘れるのかや露出設定のしやすさ、木々の開けたところから景色を撮影するときに空が美しく撮ることができるのか、なども重要なポイントだと考えている。
ほかには、森の中は日中でも暗い時もあることから、レンズは明るい方が望ましい。

X100は気に入っているものの風景は得意ではなく(単焦点なので当たり前ですが)、強みは人物撮影にあると思う。

ということを踏まえ、安定したホワイトバランスや解像感の高さ、操作性やレンズの明るさ、高感度のノイズの少なさなど、トータルで考えて選択するしかなさそうである。