車の買い替え その7

WEBサイトの画像と実車との違いがもっとも大きい会社はスバルなのかもしれない。

実車をあまりみることのなかったレヴォーグだが、ディーラーに行き見せてもらうと、想像以上に綺麗なデザインでビックリした。妻もこれならかっこいいと満足していて、子供達は「この穴がダサい」とブーイング気味だった。

XVも見せてもらうと、これはこれで良くって見た目満足度は高いと思ったが、荷室を詳細にチェックすると、ゴルフと比べてもそれほど広くなく、やはりここは今ひとつという感じだった。一方で、レヴォーグの荷室は十分に広く使い勝手も良さそうで、積載性も十分だと感じた。

ということで、すっかりレヴォーグに心が傾きつつ、試乗をしてみることにした。
試乗車は1.6GT-Sであったので、1.6GTではなかったが、動力性能はほぼ同じとのことで、乗り心地がスポーツ志向かどうかだと言う説明だった。

スバルのスタッフが、「1.6Lなのでターボが効くまで加速はそんなに速くないです」と繰り返し言うので心配していたが、アクセルを踏むとそれなりに加速し、自分の運転スタイルだと何ら問題ないと感じた。

試乗してみて最も感じたことは、ボディ剛性感の高さである。
ゴルフ5もそれなりに剛性の高さを感じていたが、レヴォーグのそれは次元が違う感じがした。とにかくめちゃくちゃガッシリしていて、多少の路面の悪さも跳ね返すようなボディの強さである。最も信頼している自動車評論家の福野さんが、車にとって最も大切なことはボディです、と断言していたが、その意味ではレヴォーグのボディ剛性感は飛び抜けて優秀だった。

しかしながら、マンホールの微小な段差を乗り越えると、「ガス!」というサスの反応があって、とても固い感じの乗り心地だった。これについては、GTの方がサスとタイヤがコンフォート志向でよりマイルドなのだと思われる。

試乗していて他に感心したことは、静粛性(ゴルフ5よりもずいぶんと静か)とコーナーでの安定感だった。また、シートも体をしっかりとホールドしてくれていい感じだった。
数年前に北海道旅行をした際に、レンタカーで現行のインプレッサに乗ったのだが、シートだけはしっくりとこず、スバルのシートは今イチという評価は本当だと感じたものだったが、1.6GT-Sのシートに関して言えば全く問題がなかった。

とりあえず1.6GT-Sで十分だと感じたので、1.6GTの実車をみて判断してみたいとお願いしてみた。