高級コンパクト機種いろいろ

  
各社の高級コンパクトカメラのマーケットをみていると、一眼レフやミラーレスの価格が低下し、「価格」という切り口では従来の一眼市場との境目が曖昧になり、一方で撮像素子の大きさの違いによる「画質」の厳然たる差があるなかで、存在意義を見直さざるを得ない状況に追い込まれていたような気がする。

そんな逆風とも言えるマーケットの状況の中でも果敢に発売される新機種の特徴は、
コンパクトなのに1.0型の撮像素子という従来の1/1.7サイズの壁を突破したRX100
少し前まで70万(その後暴落したけど)もしたSD1と同じ撮像素子Foveon X3を搭載したDP2 merrill
24mmでF1.4という驚異的なレンズを搭載したLX7
XZ-1のネガを徹底的につぶし、機能全部載せに進化させ、でもサイズは肥大化したXZ-2

などなど、非常に特徴だった位置づけを見いだしていると改めて思います。
とまあ、そんな先入観を抱きつつ、梅田のヨドバシカメラに行って実機をいろいろとみて感じた印象をまとめると、

1.RX100
圧倒的なコンパクトさにビックリするも、小さすぎる本体によって操作性はちょっと微妙。でもこれで高画質っていうのがなかなかいいかも。AF速度はやたら速い

2.DP2 merrill
でかい。モッサリ。何じゃこれって感じの本体で、高級コンパクトカメラというよりも、特殊な用途に特化した特別な器具のようにも見える不思議なカメラ。画質はすごそうだけど何だかなー

3.LX7
仕事で購入したLX5からも順当に進化していてバランスは一番いいかも。ただ何となく味付けとかが家電っぽい感じがして、なぜか魅力を感じない。

4.XZ-2
想像以上に大きなボディだけど、質感とデザインはかなりいい。AF速度もかなり速い。タッチパネルやダイヤルなどの操作性もよくって好印象。

どの機種も一長一短があるが、印象面から言うとRX100とXZ-2の2つは購入してもいいかもと思える機種だったので、あとは画質などを比較検討しながら考えたいと思う。ちなみにE-PM2はジャンルがミラーレスで、レンズをセットしたときの本体サイズがGXRとかぶるため候補からははずすこととする。
続く