LX5の適当な感想

 職場の新デジカメのLX5が到着して、一通りさわってみたところ、何となくしっくりこずにうまく感想をまとめられないでいる。この「しっくりこない感じ」というのが使い慣れたRICOHのデジカメとの違いのような気もするが 、よくわからない。

LX5を使ってみて感じた良い点
1.室内撮りでもシャッター速度がそこそこ稼げる明るいレンズとそこそこ使用可能なISO800
2.AFの速度と精度
3.手ブレ補正
4.解像感のある画質

という感じで、事前にいろいろなレビュー等で書かれている通り、優秀なカメラであることがわかった。当初の目的は達成しているので問題はまったくない。じゃあ、何が気に入らないのかというと...

LX5を使ってみて感じた良くない点
1.ホワイトバランスがダメ(室内撮りの場合限定だが、人肌が土気色になる)
2.背面液晶のコントラストや彩度が妙に高いことと解像度が低い
3.解像度の高くない背面液晶のせいか、メニュー表示やアイコンが妙に大きくて家電ぽい

何となくだが、LX5はライバルを意識しすぎているような気がする。高級コンパクトというジャンルで存在感を出すために、単焦点コンパクトという我が道を行くRICOHや、王道を行くキヤノン、ニッチを極めたシグマなど、それぞれが独自にポジショニングをしているなかで、存在感を高めるために各機種のネガティブな要素を取り除いた結果、何となく特徴や個性のない機種となっているのではないかと思う。

また、「どう?いいでしょ?高級でしょ?使いやすいでしょ?わかりやすいでしょ?」的な押しの強さがカメラデザインや液晶のメニューなどに随所に出ているところも肌に合わないのだと思う。言い換えると、ユーザーにわかりやすさを提供してくれているが、そのわかりやすさが何となく家電メーカー的で、カメラ以外のデジタル機器と同じような操作性で、そこがしっくりこないのかもしれない。

とまあ、言いがかり的な感想だけど、普通に使う分には問題のないカメラです。個人的には買いたいとは思わないというだけです...