仏式バルブの空気入れ その1

GX200をヨメさんが夏の里帰りで持って行ってしまっていたので、なかなか更新することができなかったが、ようやく帰ってきたのでいくつか述べておきたい。

Silvertipを乗り始めて1ヶ月が経過したので、そろそろタイヤに空気を入れ直さないといけないなと思い、Silvertipと一緒に購入したLEZYNEのフロアポンプで空気を入れてみた。だが、どうやってもうまく空気をいれることができない。厳密に言うと、空気を入れられないのではなく、空気を入れた後にフロアポンプの口金を外す際に、仏式バルブのネジごとはずれてしまって、爆発音とともに一瞬で空気がすべて抜けてしまうのである。

何度試してもうまくいかず、ぺったんこになったタイヤを絶望的な感じで観察してみると、
1.タイヤのバルブのネジを締める回転(時計回り)
2.LEZYNEのフロアポンプの口金をネジ込む回転(時計回り)
というように、1と2が同じ向きのため、口金をタイヤのバルブにネジ込んで空気を入れたとしても、口金をゆるめて外そうとするとバルブそのもののネジまで一緒にゆるんでしまうのである。

力加減の問題かと口金をゆっくりネジ込んだり、軽くネジ込んだり工夫はしてみたが、どうしてもうまくいかない。唯一の次善策として、ごく軽く口金をネジ込んで空気を入れると、漏れはするものの4気圧くらいまでは入れることができた。ただし、それ以上は口金が圧力に耐えきれずにはずれてしまうので高圧にすることはできない。

観察してみたり試してみたりしたものの、ネジと口金の回転方向が同じというのは致命的な欠陥のような気がする。もしかすると接着剤等で対応できるかもしれないが、安心して空気入れができない状況そのものは精神衛生上よくない。このままだと満足に空気も入れられないし、どうしたものかと考えてみることにした。

しばらく『仏式バルブ 空気入れ』のような用語で検索を続け、いろいろなサイトやblogを参考にしてみると、ロックレバー式の口金だとネジ込み式の口金とは異なり、固定方法が根本的に違うため、事態を改善できる可能性が高そうだと結論にいたった。
それにしても7気圧近いタイヤの空気が一瞬で抜ける時の爆発音はコワいです。