Silvertipの乗り心地について

Silvertipの試し乗りの結果、今までのママチャリとは全く異なる自転車だということは実感した。スピード感には大満足なのだが、最も気になったのが乗り心地の硬さである。具体的に言うと、路面のちょっとした段差やアスファルトの荒れが体に振動として伝わってくるのである。車で例えると、ガチガチのサスとロールバーで固めた走り屋のシビックに乗っている時のような感じだ。これは慣れの問題といってしまえるのか現時点ではわからないが、問題解決には分解して考えることが糸口となるので、硬さを感じるに至るプロセスを考えてみたい。

<前輪>
路面状況が前輪、フロントフォーク、ステム、ハンドルと経由し腕に伝わってくる
<後輪>
路面状況が後輪、フレーム、シートピラー、サドルと経由し尻に伝わってくる

まずタイヤだが、SilvertipはSchwalbe Kojakの20×1.35であり、ミニベロでは細めのタイヤである。したがって、タイヤの空気容積が少ないことから乗り心地はよくはないと推測される。次にフレームやフロントフォークについては、素材がアルミであり、クロモリなどと比較すると振動吸収性は高くないと推測される。その他、シートピラーやサドルについても、特に衝撃吸収性能が高いものを使用しているわけではない。

その結果、ちょっとした段差でも、その衝撃を吸収できないまま腕や尻に響くということになってしまっている。となると、Silvertipで体に感じる衝撃を少しでも和らげるためには、タイヤを太くするか、フォークやシートピラーにカーボン素材を使用したものに変更するか、サドルをコンフォートタイプに変更するかだけである。ただし、変更に伴うデメリットも当然あるわけで、そこを見極めつつ財布と相談しながら徐々に変更して行きたいと考えている。

こうして考えると、クロモリ素材でサスペンション付きのF-20Rにしとけばよかったかなー :-)