車の買い替え その3

ところで、セダンが売れていないらしい。車の売れ筋の上位を見ると、軽が最も売れており、後はコンパクトクラス、ミニバンが上位を占めている。
以前は、車=セダンが当たり前の時代だったことを考えると、ニーズの多様化とそれに伴う商品展開の対応によって売れ筋が分散していったと考えるのが妥当かな?

車を機械として評価すると、セダンの良さは構造上の車体の強さがおおきな利点で、ある意味で車としての機能を追求していくとセダンに回帰してくような気がする。よくわからないけど、釣りでいうところのヘラブナ釣りみたいなものか?

ただ、一定の年代(アラフォーくらい)以下にとっては、セダン=オヤジ=昭和=演歌=熱海に象徴されるような、一昔前のイケてない日本の典型というイメージが頭にこびりついていて、ちょっと手を出すのがためらわれてしまうというのが、実はセダン不振の最大の要因のような気がする。

現状のセダン不振を打破できるとすれば、例えばハイブリッドカーといったまったく違った切り口によるカテゴライズなのかもしれない。いまのエコブームは当分続きそうだし、そうなるとミニバンみたいな燃費の悪いでかい車に乗っていることがかっこ悪くなるときが、以外と近い将来に待っているかもしれない。
ハイブリッドのパッケージは、後部座席と荷室の狭さに関係するので、そういう意味ではトヨタのSAIはセダン復活の試金石として注目です。

で、車の買い替え候補としてセダンは検討の余地があるかといえば、まったくなしです。
やっぱりあのデザインは生理的にダメかなー。レクサスのISやマツダのアテンザみたいなデザインはアリなんだけど、クラウンを頂点とした『ジャパンセダンヒエラルキー』に組み込まれるのはちょっと...
ウッドパネル調のインパネとか、それが高級感を演出するという発想自体が致命的なんだよねー :-)