裏面照射型CMOSセンサー

一部のマニアの間で期待されていた、裏面照射型CMOSセンサーを搭載した初のデジカメがソニーから発売されると発表があった。ソニーによると感度が2倍に向上しているとのことだが、スペックだけでの判断だが少しがっかりしたというのが正直な感想である。

がっかりした理由としては、
1.センサーサイズがどの採用される機種も1/2.4型
2.すべてエントリー機種でハイスペック勝負の機種がない
とまあ少し揚げ足を取りすぎているかもしれないが、せっかくの話題のセンサーなのに何となくもったいないなーという感じだからである。
ソニーとしてはハイエンド機種は1眼レフという位置づけがあり、コンパクトカメラは付加価値をつけて中価格で勝負していくという戦略なのだろう。

それにしても、ノイズを反省して高感度を強調するエントリー機種が出てくること自体、日本でのデジタルカメラのマーケットが成熟市場となったという証のような気がする。今後の競争の軸となるのはどのような機能なのだろうか?

ところで、せっかくの高感度カメラでも、この手のカメラを買う人たちはフラッシュをとにかく光らせるという妙な癖があるので意味ないかもとちょっと心配である。オリンピックやワールドカップでのスアジアムのフラッシュの多さには驚くしね。なんでみんな光らせるようになったのだろうか?うーん謎だ