デジカメの画質について その1
デジカメの機種選択において、自分が一番重視する要素は画質だが、そもそも「画質がいい」とは何なのか人によって解釈はことなる。
マニアックなウェブサイトとかだと、デジカメの画質の評価方法として、解像度(画素数やレンズ性能)、階調特性、ノイズ(高感度とノイズリダクション)、ダイナミックレンジ、樽型歪曲収差、ホワイトバランス、手ぶれ補正機能の効果、オートフォーカスの精度等々、様々な観点で画質の評価をおこなっている。
結局、画質とはそれを構成しているあらゆる要素の最適化の度合いをあらわしていると考えられる。つまり、ひとつの要素(たとえば画素数)だけをピックアップして「画質がいい」か論じるのは、考え方として不十分なのではないかと思う。
※実際、高画素化の弊害とかはデジカメに詳しい人たちには定説となっているようだし。
デジカメでは昔の話となった感はあるが、携帯電話のカメラではいまだに画素数=画質という単純な図式で語られることが多い。800万画素だから高画質!みたいな、ちょっと恥ずかしいアピールがされているが、パケット通信料金で利益を上げる通信キャリアの立場で言うと、高画素化はメリットが大きいので仕方がないのかもしれない。
まあ、最近の携帯電話のカメラは、画素数の向上以上に画像処理技術が進歩したから画質が上がっているのも事実なんだけどね。
写真は携帯電話のX02NKで撮影したもの。この携帯はカメラがなかなか使い勝手がいいので、何かと重宝している。なんといっても500万画素もあるし :-)