デジカメの画質について その2

デジカメと銀塩カメラの画質について、このブログとかでも実際の画像をもとに比較をおこなっているが、現状では両者の画質に大きな違いはないが、分かる人が見ればその違いに気づくかもしれないというくらいの違いしかないのではないか?

画質を決定する要素は様々と以前に述べてみたが、逆にシンプルに考えてみる。銀塩カメラの画質を決定する要素は、1.レンズ 2.フィルム 3.現像(と引き延ばし)の3段階と考えられる。一般論になるが、銀塩カメラにおいては、フィルムはどのようなカメラでも使用することが出来、また現像はお店に出していることが大半であることから、画質の違いはフィルムの選択とレンズ性能によるところが大きかった(というか大きな画質の差がつきにくいのかもしれないが)といえる。

一方で、デジカメの画質を決定する要素は、1.レンズ 2.撮像素子(CCDやCMOS) 3.画像処理の3段階である。個人的には画像処理の技術が究極に進化していった場合、レンズや撮像素子の違いは大した違いとならないのではないかと考えている。つまり、デジタルデータに変換する際の処理によって画質は大きく改善出来るのではと。

photoshopでちまちまいじっているような画像処理や、実際の撮影された画像を何億ファイルも読み込み、その要素を分析できれば、あらゆる場面で最適な画像処理が可能となるのではと想像している。既にレンズの歪曲収差を画像処理の段階で補正する技術が進んでいるが、今後のさらなる画質向上の可能性を感じさせる。そうなるとレンズ性能に求められる要素は、ゆがみではなく徹底した解像度だけなのかもしれない。

ともかく、個人的にはデジカメの画質を決定する要素として、画像処理がその比重が高いと評価しているということです。

さて、この写真は銀塩かデジタルかわかるだろうか?